2000 ピノ・ノワール ソノマ・カウンティ ベンジガー

2006/10/30
PINOT NOIR SONOMA COUNTY BENZIGER
初日
やや濁った、紫の入ったルビー色。粘性高い。香りはこれぞピノ!乾燥イチジクやスミレ、赤系黒系ベリーの混ざった香り、カブトムシのような、樹液的な香り、それらが一体となって立ち昇る。久々に熟成したピノ。ニュイっぽいのかな。甘く妖しく濃い、密度のある香り。ハノイでこの香りのピノに出会うのは初めてかも。
味わいは香りほど熟成感は感じられず、トロッと甘いベリー系の果実味をしっかりしたタンニンが引き締める。タンニンの力強さは新世界っぽい。余韻はホットなアルコール感。食事にあわせると引き立つワインですね。香りで惹きつけて、味わいは料理を欲する乾いたタンニン。味わいから余韻にかけて、新世界風の濃さを感じたりもしますが、それにしても香りの多様性はすごい。素晴らしいピノだと思います。
2日目
香りの多彩さは少し後退。味わいの方には黒蜜のような濃い甘さの果実味が広がる。少し重い香りと味わいかなという気もしますが、きれいに熟成感が出ていると思います。おもしろい1本でした。


2000 PINOT NOIR SONOMA COUNTY BENZIGER
ハノイのVにて36USDで購入
アルコール度数14.5%