2001 ロッシ・バス ガヤ

2005/12/9
ROSSJ-BASS GAJA
初日
明るいレモンイエロー。クリアでそれほど濃くない外観。はじめはヒネた香りがあったがすぐに消えて、グレープフルーツや洋ナシ、白い花の香り。シャルドネらしいニュートラルさはなく、ハーブや鋭角的な黄色系果実の香りはまるでソーヴィニョン・ブランのよう。味わいはたくましくゴリッとした酸が特徴的でカリンや洋ナシのやや変化球なニュアンス。余韻には突然スコッチのような甘いバニラが漂って、そうかと思うとシェリーのような酸が後を引く。
うーん、これは一筋縄ではいかない白ですね。この移り気の早さはガヤらしいといえるのか、ちょっと落ち着きがないというのか。やや保管の状態がよくなかったのかもしれませんが、波乱万丈、楽しませてくれる白です。
2日目
不安定な感じが落ち着いてきて、芯のある味わいの白に収束。ワイン単体で楽しめる白ですね。好きなタイプです。定型なワインで終わらないところはガヤらしいといえるのかもしれませんが、ポピュラーな線には決して乗らないワインです。でもこの価格で入手できるのなら、いいですね。個性的な白です。


メモ
2001 ROSSJ-BASS LANGHE D.O.C. GAJA
ハノイのVで34.9USD