1999 フルーリー "ドメーヌ・ド・ポンセロー" ルイ・ジャド

2005/11/20
FLEURIE "DOMAINE DE PONCEREAU"
初日
薄めの色を予想したが、意外にもしっかりと黒みを帯びたルビー。ふちの方はガーネット。妖しく鈍い感じの外観。香りは複雑な果実味。いちぢくと黒系果実、シナモン、八角。腐葉土のような香りも。非常に密度感のある香り。味わいは酸が軽く舌を刺激しつつ、じわっと果実味が広がる。やや硬さがあって、それがほぐれずじれったい感じもあるが、とにかく妖しい味わい。
2日目
変わらない濃さと香り。香りや味わいに動きがなく、表現しにくいおとなしい香りなのですが、すごく個性的で楽しめる。
熟成した良年のクリュ・ボージョレという経験のないワインで、あけるまでは軽くて危ういバランスのワインを想像しましたが、期待以上にしっかりした果実味とアルコール感で、妖しい熟成が楽しめました。もっともっとおいて、壊れかけの時にあけるとすごく面白い1本になると思う。


メモ
1999 FLEURIE "DOMAINE DE PONCEREAU" LOUIS JADOT
ハノイのAにて28.6USDで購入