2000 キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ バディア・ア・パッシニャーノ アンティノリ

2005/9/25
CHIANTI CLASSICO RISERVA BADIA A PASSIGNANO
少し前に飲んだ99が抜群にうまかったので、00はどうかと。
外観は黒っぽさのあるしっかりしたルビー。照りと透明感があって健全な外観。香りはスミレや紫&黒系の果実香。ちょっと未熟なニュアンスもあるような気がする。ゴムっぽい香りとか、牛乳っぽい香りとか。健康的でいい香りなんですが、開放的に香らないところがちょっと残念。
味わいはきめ細かいタンニンとしっかりした酸、甘い果実味。さすがにうまく造ってあると思います。やや硬い感じというか、若いボルドーのような、青いカベルネっぽい味わいがあるのですが、バランスは取れていると思います。余韻の酸がキャンティらしいですね。私は好きですが、ソフトで甘い果実味を赤ワインに求める人には受け入れられないと思う。やっぱり99の完成度からは遠いですね。00の難しさを思います。
2日目以降
やわらかい酸味に落ち着いてきた。でも、果実味がぐぐっと出てくるような変化はなくて、熟し方が足りないような、そういう気がしてくる。これだけ技術力のある造り手ですからね。00のトスカーナは可能であれば避けるべし、これ決まりです。


メモ
2000 CHIANTI CLASSICO RISERVA BADIA A PASSIGNANO ANTINORI
ハノイのGにて550,000vnd(約3850円)で購入