2001　メルロ　コッリ・オリエンターリ・フリウーリ　アテムス

2005/7/15 初日 紫の入ったルビー。中心は黒っぽいぐらい。透明感もあってきれいな外観。香りは赤系〜黒系の活き活きとしたベリー香。メルロに期待する甘い果実感が充実していていい感じ。カシスや炭やインクの複雑な香りが交錯する。基本的には開放感のある香りの出かたですが、同時に凝縮した芯のある香りもして素晴らしい。 味わいは香りの外向的な印象から一転して締まったタンニンとミネラルが支配的。きめ細かいタンニンがビシッと効いていて、男性的でストイックな印象。新世界の甘いメルロとの差別化は歴然ですが、チャーミングな香りとの落差がすごくて、「香りはいいけど味はもうひとつ」という風に思われる可能性大。食事に合わせてゆっくり向かい合う場合には、これくらいビシッとしたワインでもいいとは思うのですが。 ２日目 印象変わらず、締まった果実味とタンニンが印象的。パンとか軽いチーズとか、そういったものと一緒に楽しむといいバランスになると思います。フリウリの涼しい気候を思わせる１本。随分前に飲んだフリウリのメルロでも似たようなことを書いていますから、これが土地の個性なんでしょう。

メモ 2001 MERLOT COLLI ORIENTALI DEL FRIULI ATTEMS ハノイのPVにて26USDで購入