1999 ドルチェット・ダルバ "バルトゥロット" カ・ヴィオラ

2005/1/5
DOLCETTO D'ALBA BARTUROT
初日
非常に濃いムラサキに近いルビー。縁の方までしっかりと。香りはスミレやブラックベリー、カシスリキュールの強い果実香。鼻の奥にツンとくるぐらいにアルコール感が高い。香り全体の雰囲気はボルドー風ですらあり、雑味感よりも力強い果実香がメイン。味わいは果実味と樽のニュアンスがキレイに溶け合っていて丸く豊満な味わい。全体を締める酸もあって、単に濃さで押すだけではなくバランスがとれている。余韻にはやや粉っぽいニュアンス。香りと同じく非常に力強い味わいなので、普通の料理よりはおいしいチーズやハム、パンがあればそれでOKという感じ。これまで飲んだどのドルチェットよりも濃厚で奥行きがある。
はじめて飲んだ造り手で、ドルチェットにしては熟成させすぎかと思ったがなかなかいいですね。バルベーラなどの他のワインも試してみたい。
2日目
初日の印象は変わらないが、細かいオリが舞ってしまって舌に粉っぽさを感じる。最後の方は大量のオリ。フィルターをかけずに濃さを追うのも悪くはないですが、価格帯から考えても、少しフィルターをかけて飲みやすくした方がいいような気がします。
ともかくこれで2000円強はお値打ち。いい買い物でした。


メモ
1999 DOLCETTO D'ALBA BARTUROT CA VIOLA
大阪のTにて2100円で購入