2000 リースリング グラン・クリュ "ブラント" ドメーヌ・ツィント・ウンブレヒト

2004/12/8
RIESLING GRAND CRU "BRAND"
初日
金色を帯びた濃い目のイエロー。香りは完熟りんごやハチミツ、アンズ、派手な花などの積極的な香り。これほど濃密なリースリングは久々。味わいはトロッとした甘さが口の中に広がって、酸は穏やか。香りから期待する奥行きが感じられず、やや単調かも。もうちょっと酸がアクセントをつけてくれないと締まらない感じ。甘口か辛口か全然予測できずに開けましたが、これはほとんど甘口ワイン。
不思議なことに数十分たってから、ほんのちょっとコルクっぽい香りがしてきた。アルザスの良年のグランクリュとしては酸が不足しすぎな気がするので、ちょっと状態が健全でないボトルかもしれない。
2日目以降
妙な香りは消えて、食前の1杯に甘くて文句なくおいしい。ストレートな甘さは濃縮モスカート・ダスティという感じ。
もうちょっと凹凸を期待していましたが、香りのファーストインプレッションが強力でそれを補っている。この造り手は個性的でおもしろいです。今後も要チェックでしょう。


メモ
2000 RIESLING GRAND CRU "BRAND"
DOMAINE ZIND-HUMBRECHT
愛知のTにて4980円で購入