2002 コルトーナ I.G.T. シラー ルイジ・ダレッサンドロ

2004/10/7
CORTONA I.G.T. SYRAH TENIMENTI LUIGI D'ALESSANDRO
初日
黒みを帯びたルビー。縁の方は結構透明感があり、凝縮した濃さというよりはシラーそのものの濃さという感じ。香りは初めは閉じ気味だったが、すぐに開いてきて鉱物的に硬く締まったカシスやスミレ、少し時間が経つとシラーらしい動物的な暑い香り。
味わいは甘い果実味としっかりした酸がいいバランスで、濃すぎず風通しが良い。個人的にはシラーはこれくらいの濃さで十分。そもそもシラーの香りと味わいがあまり得意ではないのですが、このワインが持つ酸と適度な濃さはいい感じ。02という良すぎないビンテージが幸いしたのかも。食事に合わせるにも単体で味わうにもどちらにも対応できる味わいになっていると思います。
2日目
まったくへたることなく初日からのおいしさをキープ。このワインのわかりやすい甘さと心地よい濃さは誰にでもおいしいと思わせるものだと思う。この価格帯でシラーのおいしさをしっかり楽しめるという意味で、代わりの効かないワインといえるかもしれません。


メモ
2002 CORTONA I.G.T. SYRAH TENIMENTI LUIGI D'ALESSANDRO
神戸のRBにて2340円で購入。