1993 コルトン ドメーヌ・ルイ・ラトゥール

2004/7/23
CORTON GRAND CRU DOMAINE LATOUR
初日
ほんの少し黒みのあるガーネット。クリアだがしっかり濃い。香りは超完熟の赤系果実。イチゴとかいちぢくなど。奥ゆかしい感じで決して発散的に香ることはない。土っぽさや紅茶、中国茶の香りも。
味わいはソフトで澄んだ果実味が静かに口の中に広がる。それまでの印象とギャップのある高いアルコール感が余韻を飾って、グランクリュとしてのポテンシャルを感じる。
さらなる瓶熟によってこのアルコール感がどこかに収束した時、香りにも味にもさらなる熟成感が出るのでは。おいしさのピークのほんの目前という感じ。そこがこのワインの1つのピークと思うが、いまでもきれいなバランスがあってもちろんおいしい。本当はもっと妖艶な香りを期待してはいたのですが。
3日目
香りがぎゅっと詰まった感じになって、パワー全開。密度感のある香り。高いアルコール感を支える酸も初日より効いている感じで、余韻も強力に長く、すべての面で1ランクも2ランクもアップした感じ。これぞ、グランクリュというポテンシャル。そしてコルトンの出来のいいものは本当に長熟なんですね。


メモ
1993 CORTON GRAND CRU DOMAINE LATOUR LOUIS LATOUR
神戸のSにて5880円で購入