2001 ブルゴーニュ・アリゴテ フィリップ・パカレ

2004/7/10
BOURGOGNE ALIGOTE PHILIPPE PACALET
初日
透明感のある、(アリゴテにしては)やや濃い目のイエロー。香りは凝縮したグレープフルーツやレモン。ちょっと南方系の果実香。果実のパワーを前面に感じて、全然アリゴテらしくない。味わいもかなりしっかりとした旨みがあって、ピュアに甘くておいしい。フルーツのゼリーを食べているような、そんなみずみずしいタッチ。低収量で造ればアリゴテもこういう風に力強くなるんだなと。ぶどうの(いい意味で)ニュートラルでない個性が表面化していて、イタリアの土着品種にも似たパワーがある。よくできたソアーヴェみたいに個性的。
いいですね、パカレ。
2日目
ピュアで繊細な果実感が減衰して、粒の大きいゴリッとした酸を強く感じるようになる。果実味の伸びがなくなった印象。押し出しの強い味わいはピノ・グリージョやピノ・ブランを飲んでいるよう。

いつものようにコルクをしっかりと差して冷蔵庫に戻しておいただけたが、2日目の変化が印象的。酸化で変化しやすい造りということなのでしょうか。



メモ
2002 BOURGOGNE ALIGOTE PHILIPPE PACALET
福岡のIにて3200円で購入
アルコール度数は11%