2001 ビアンコ・ディ・パッソマッジオ サンタアナスタシア

2004/6/26
BIANCO DI PASSOMAGGIO SANTA ANASTASIA
初日
かなり薄めの黄緑がかったイエロー。香りはピチピチしたレモンやライム、グレープフルーツ。3種の白ぶどうの混穣らしいが、個性をうまく補完しあってバランスよく丸い香りに仕上がっている。味わいはサラッとしたタッチで酸も丸く、飲みやすいことこのうえない。ぶどう品種の個性を消しすぎている気もするが、誰もが抵抗なく受け入れられる仕上がりと思う。
ニュートラルでおいしい白ワインとしてよくできていることは認めつつも、どこかに一つ(複雑さを演出するような)バランスを乱す要素があってもいいと思ったりもする。
2日目
印象は変わらない。ボンゴレ・ビアンコといい相性。
酸が落ち着いてしまうと、あまりにも小さくまとまりすぎているという印象はぬぐえない。同じ造り手でもインツォリアだけの方が断然お気に入り。

3日目以降
(料理用に少し置いておいたものを飲む)酸が消えると、しっかりと甘い果実味を強く感じるようになる。ようやくシチリアの太陽を感じる。この味わいも好き。よく出来たワインなんですよね、要は。



メモ
2001 BIANCO DI PASSOMAGGIO SICILIA I.G.T. SANTA ANASTASIA
大阪のWにて1600円で購入
インツォリア、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブランのブレンド。