1999 キャンティ・クラシコ テヌータ・ディ・ノッツォーレ

2004/2/22
CHIANTI CLASSICO  NOZZOLE
初日
赤みの強い濃い目のルビー。透明感はあまりなく、やや濁った感じのある小豆色。粘性はわりとしっかり。香りは一瞬赤い果実のジャムっぽい香りがするが、芯のしっかりしたものではなくやや弱い。そして味わいが・・・まずアルコール感が足りない感じなのが疑問。さらには弱いブルゴーニュのようなゴムっぽいニュアンス。すーっと胃袋に落ちていくような感覚。うーん、ちょっと状態がオカシイと思う。
2日目
あまり印象は変わらないが、口に含んで舌にのった瞬間に感じるチリッとした酸に非常に違和感を感じる。もうすでにダメダメになっている、というわけでは決してないが、いくぶんかダメージを受けたワインという気がする。前に飲んだことのある同じ造り手の2000年のキャンティがこれとは対照的にフレッシュでピチピチした軽快な果実味のワインだっただけに、余計にこのボトルには疑問が残る。
まぁ、はっきりと言ってしまえば、買った店があやしかったといういだけなんですがね。
3日目
舌にくるピリピリした感じがなくなって、妖しいまったりとしたキャンティに収束。これならおいしい。

うーん、不思議なキャンティですね、これは。過去のどの類型にもあてはまらない。よくわからないです。何気なく某ワイン誌をめくると、このワインについて「ピリピリとするスパイス風味と酸味が印象的」とある。うーん、ってことは、ダメージを受けているわけではなくて、この味わいがこのワインの正しい姿なのかなぁ。



メモ
1999 CHIANTI CLASSICO NOZZOLE
愛知のNにて1680円で購入