1996 ACブルゴーニュ・ブラン ルロワ

2004/1/27
AC BOURGOGNE  LEROY
初日
やや緑がかった薄めのイエロー。輝きがあってキレイ。グラスの内面をつたう粘性が結構あってちょっとびっくりする。香りは熟したグレープフルーツやレモン、リンゴのミツの香りに、熟成からくるナッツのようなオイリーな香り。ハチミツぐらいギュッと凝縮した甘い香り。いいですねー。ムルソー?ってな感じのこってりした香りです。
味わいは意外にも酸がしっかりしていて、ちょっと青いと感じさせるほど。グレープフルーツ的に口の中で横に広がる酸と余韻。余韻はちょっと短め。さすがにルロワというべきか、このクラスの白で8年目に入ろうとしていて、まだ酸がしっかりしている。ネゴシアンものだし、どういった素性のどこのぶどうで造られているのかわかりませんが、あれこれ想像しながら飲むのも楽しいもの。熟成したニュアンスが干ししいたけとパルメジャーノのパスタにぴったりでいい感じ。とにかく芯の強さを感じます。
2日目
まるでカリフォルニアのシャルドネかと思うほどのまったりした樽香と、ドイツのリースリングの古酒のような酸のバランスは未体験ゾーン。ブルゴーニュらしさをどこに求めるかは難しいが、個性的な白という意味ではたいへん評価できると思います。そういえばグロ・フレールの白に似てますね。急に思い出した。。。


メモ
1996 AC BOURGOGNE LEROY
近所のTで2800円