1991 アルテニ・ディ・ブラッシカ ガヤ

2003/6/20
ALTENI DI BRASSICA
初日
思ったより薄い黄緑色。緑っぽさが強く、照りもあってあまり経験のない外観。粘性は少ない。
香りはしっかりした蜜や干草。甘くて乾燥した香り。ハーブのようなニュアンスも。スーッと一息で香りを長く吸い込むと、その途中でいろいろな香りが順番に現れる。ちょっと不思議な感覚。はじめは甘く蜜っぽく、途中は乾いたニュアンスを感じ、最後の最後にハーブのような独特の香りがくる。
味わいはほんのり甘く、非常にクリーン。アルコール感もほどほど。余韻も上品。香りも味も基本は蜜のニュアンスで、でもカリフォルニアの白のようなベタッとした樽っぽい甘さからは遠く、非常に透明感のある甘さ。こんなに引っかかりのないキレイな味わいも珍しい。悪くいうと「弱い」ワインなのかもしれないが、香りにも味にも個性的な骨格がしっかりあって、これはこれで完成している。
ガヤということでもっと樽の効いたクセのあるワインかと思っていたが、意外にもこれはスレンダーで上品なワイン。ボルドーの白よりももっと(いい意味で)つつましい。いい年のものも飲んでみたいな。
2日目
ほんの少し酸化したニュアンスになって、香りにも味わいにも複雑さを増した印象。ボルドーの白のようにカラメルのニュアンスを感じて余韻もまとわりつくように長く感じる。うーん、さすがにガヤ。しっかり造られた白ですね。
3日目
まだ味わいはしっかりしている。完熟グレープフルーツの香りと味わい。アルコール感にいたってはますます力強く感じるほど。


メモ
1991 ALTENI DI BRASSICA SAUVIGNON BLANC GAJA
オークションで購入約3500円