1999　サントネー　"クロ・ド・マルト" 　ドメーヌ・ルイ・ジャド

2003/2/25 初日 かなり濃い紫の入ったルビー。縁は少しだけ透明。 香りははじめは完璧に閉じていたが、３０分ほどで濃いチェリーのような甘い爽やかな香りが。味も果実味があって酸とのバランスがよく、色の印象と違ってエレガントな感じ。 と、ここまではよかったが、さらに時間が経つと、苦手なゴム足臭が。安物のソーセージみたいな、なんともいえない香り。うーむ、ブルゴーニュでこれだけのソーセージ臭はいつ以来だろう。味わいの後半がさらっと清潔な感じで甘さも少しあり、それによって救われるが、この香り（におい？）はやっぱり苦手。 ２日目 いやな香りはちょっと後退。そして果実味も同じだけ後退。ミントのような爽やかな香りが目立つ。こじんまりとしていて、すっきりしたピノといえなくもないが、ちょっと首をかしげたくなる出来。人工的なところは皆無で、そういう意味ではクラシカルな造りのピノなんでしょうが、いい年といわれる９９でもこんなもんなんでしょうか。これだからブルゴーニュは難しい。

メモ 1999 SANTENAY "CLOS DE MALTE"　DOMAINE LOUIS JADOT 近所のSで購入2790円