1995 エテッレ ヒルシュプルン

2002/8/26
ETELLE  HIRSCHPRUNN
初日
まず上質のコルクに驚く。カリフォルニアのリザーブクラスのワインかと思うようなツルツルした長いコルク。 ワイン名やヴィンテージも入っているし、イタリアの白では見たことないような上質のコルク。 (そんなことは置いといて)
色は輝きと透明感のあるレモンイエロー。ちょっと黄緑も入っている感じ。 香りは石灰、紙粘土、グレープフルーツ、レモン、ヨーグルト。典型的なピノ・ブランの香り。 生野菜っぽい香りも。 アタックは酸味がたっぷりとあって、ちょっと舌にピリッとくるぐらいだが、口に広がる感じは意外とまろやか。 そして次ぎなる誤算は意外な余韻の長さ!完熟グレープフルーツのような果糖を感じる甘さ。舌に残る甘さがおいしい。 基本的によく熟したぶどうから作られているのがわかる。
ピノ・グリージョ50%、シャルドネ35%との情報もあるが、ピノ・ビアンコな感じを強く受ける。 コルテレンツィオのコルネリウス・ビアンコと似た香りだし。
酸味が丸くなれば、おそらく明日もおいしいはず。
2日目
石灰っぽさが消えて、ハチミツの香りが出てきた。ただしグレープフルーツエキス入りのハチミツという感じで、 樽を効かせたシャルドネとは違うベクトルのハチミツ香。甘酸っぱい。手放しでおいしいとは言わないが、個性的。
3日目
香りはおとなしくなったが、突然さつまいものような甘くて長い余韻が出現。いいブルゴーニュみたい。(もうちょっと 残しておけばよかった)
なんだかいろいろ紆余曲折あって楽しめる1本。そういう意味ではCPは高いということで。(安すぎですが)


メモ
1995 ETELLE HIRSCHPRUNN
神戸のKで購入。600円!
「賞味期限今日まで」ってな感じでレジの近くにおいてあった1本。