1996 バルベーラ・ダスティ ビゴッタ ブライダ

2001/8/3
BIGOTTA
薄めでムラサキがかったルビー。少しにごった感じがある。サンジョベーゼよりは若いボルドーのような色。 ふちは少し透明になっている。香りはチェリー。酸を感じる。あとはセメダイン。アルコールがツンと鼻にくる。 軽めのブルゴーニュっぽくもある。まわすと果実味は少し遠くに行って、新樽のタンニンの感じが前面にきて、 複雑さが出てくる。香りは勢いこそないが、テーブルにただようような、そんな香りの「量」がある。
いつものバルベーラのようにシャバっと入ってきて、そんなに渋くないまま、アルコールからかボリュームを感じ、 スキッと切れる。酸のおかげ。後に引くような余韻はなく、舌に残るようなこともない。パンが欲しくなる。トマト 系の料理にあわせるとワインが進む。
期待したように濃くはないが、品のよさを感じる。「ブライダ・スタイル」のようなものを認識した1本。


メモ
1996 BARBERA D'ASTI
BRICCO DELLA BIGOTTA
BRAIDA
近所のLPで5800円 店で飲んでこの値段は安い!